現在は開店休業中のボクのホームページに掲載したコラムの中で現在でも反響が大きく、時間とお金をかけてカスタマイズを施したホンダRVF/RC45が、2004年に廃車被害にあった交通事故

に関する状況を事故発生から示談完了までの1年間にわたる奮闘記を【復刻コラム】として数回に分けてブログに書き写して公開していきます。
※以下の点にご注意ください。
①:特定の個人,団体名は名称を変更して記載していますが、事故から十数年経過している事から現在は存在しない団体や場所の記述があります。
②:金額や賠償交渉過程のやりとりについては、できるだけ事実に沿って表現をボカして公開していきます。
③:ブログへの転載に当たり、ホームページで公開した内容から文章の一部、絵文字の追加など加筆修正を加えている部分があります。
今後、皆さんが被害者になった時の交渉の参考にでもなればと思います。
ひとつ前に公開したVol.5はこちら。
第6話 【反撃】

『損保日本』での無料弁護士相談会の帰りにその足であらためて『石原軍団損保』に乗り込み、こちらの請求を受け入れる気がないか確認しましたが、やはり返事はNO
でした。
こちらもあまり時間を掛けていると『損害賠償請求の時効』が迫ってしまうので、『石原軍団損保』が譲歩しない限り、ボクとしては裁判も辞さない考えである旨を山内さんに告げて帰宅しました。
ちなみに損害賠償請求権の時効は、以下の通りです。
・損害の事実及び加害者を知った後、3年 または事故発生後、20年で時効成立
・自賠責保険の保険金請求権は2年
既に事故発生から半年近く経過しており、裁判を起こす為の準備時間を考えるとあまり時間の余裕がありません
またこれまでの賠償交渉で全てこちらから連絡を取らないと交渉が進まない事や誠意の無い対応(営業課長代理の山口氏の無礼な態度
)に対し、文書で本社の社長宛にクレームを郵送しました。
事後対応は遅いくせに、これに対する反応はとても早く1週間も経たないうちに浜松支店長の名前で回答書が送られてきました
内容を要約すると
・事故後の処理は貴殿が加入する『損保日本』と交渉を進めていたが、貴殿が本件に対する過失を認めないと主張された為、直接交渉させて頂く事となった。
・貴殿から電話連絡を頂く事は多々ありましたが交渉が中断していたという事実は無く、対応が中断していたとは認識していない。
・事故現場の確認は事故発生から2週間後に行っている。
・損害賠償金額及び過失割合については当社規定により適正な提示をしている。
・貴殿から訴訟も辞さない考えである旨を書面で受けた事により訴訟での解決も止むを得なしと考えている。またその対応に『引手倉様』が苦慮している。
・クレーム内容にあった担当者の侮辱的な態度は本人に確認したところ事実無根との事である。また当社社員に限ってその様な事を行う筈は無い。
という内容でした。
文書にあるような内容の説明は一切無かったし、初動がボクの契約している保険会社からは考えられない遅さであった事は事実です。
また身内を擁護する回答には、これから一人で交渉を進めていくことに一抹の不安も覚えたのでした
事故発生から半年が経過した年の瀬も迫った時期に無料弁護士相談会でお世話になった弁護士に連絡を取り、裁判を行いたいので弁護を引き受けてもらえるように事務所を訪ねてみました。
そこでこちらの請求内容の資料(事故発生状況・請求金額の内容及び根拠)を提示し裁判に必要な書類についてアドバイスを仰いぎました。
ここで弁護士からまずは【調停】で解決する事を勧められました。
調停は裁判に比べて少額費用で弁護士も必要とせず簡単に行う事が出来ます。
裁判の場合の費用は千差万別ですが、概ね請求金額の2割が弁護士への成功報酬と言われています。
またこれ以外に通常業務で費用が掛かるため、今回の件で裁判に持ち込んでも50万円近くの出費となってしまう恐れがありました。
また裁判費用は請求側が負担する事になります。
これらによって勝訴して請求金額の満額を勝ち取っても手取り金額はかなり少なくなってしまいます。
この為にとりあえずは法廷に委ねることで、こちらの本気度を先方に示し土壇場での譲歩を引き出す作戦です。
調停は成立すれば、その結果は調書に作成され判決書と同様に権利義務が確定し強制執行ができます。
しかし双方の合意に基づく内容ですから概ね強制執行をしなくても目的は達成されます。
注意しなければならないのは調停の席で双方の合意が出来た場合、裁判官が書記官に調書を作らせ出席者全員に読み聞かせ確認させる事になりますが、これによって直ちに確定してしまう事です。
よってその場で入念に内容を確認する事が重要です。
弁護士事務所を後にして、そのまま近くにある浜松簡易裁判所に向かい必要書類を貰い受けてきました。
帰宅後、必要書類(調停申立書・紛争の要点・事故状況説明書)を準備し翌週に簡易裁判所に提出をしました。
裁判所で書類を受理後、『引手倉君』宛に出頭命令書が郵送されて、いよいよ戦いの舞台は裁判所に移ります。

1ywars_vol6 posted by (C)MOTOARCADIA
Vol.7に続く。
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※以下の点にご注意ください。
①:特定の個人,団体名は名称を変更して記載していますが、事故から十数年経過している事から現在は存在しない団体や場所の記述があります。
②:金額や賠償交渉過程のやりとりについては、できるだけ事実に沿って表現をボカして公開していきます。
③:ブログへの転載に当たり、ホームページで公開した内容から文章の一部、絵文字の追加など加筆修正を加えている部分があります。
今後、皆さんが被害者になった時の交渉の参考にでもなればと思います。
ひとつ前に公開したVol.5はこちら。
2017/03/25
第6話 【反撃】

『損保日本』での無料弁護士相談会の帰りにその足であらためて『石原軍団損保』に乗り込み、こちらの請求を受け入れる気がないか確認しましたが、やはり返事はNO

こちらもあまり時間を掛けていると『損害賠償請求の時効』が迫ってしまうので、『石原軍団損保』が譲歩しない限り、ボクとしては裁判も辞さない考えである旨を山内さんに告げて帰宅しました。
ちなみに損害賠償請求権の時効は、以下の通りです。
・損害の事実及び加害者を知った後、3年 または事故発生後、20年で時効成立
・自賠責保険の保険金請求権は2年
既に事故発生から半年近く経過しており、裁判を起こす為の準備時間を考えるとあまり時間の余裕がありません

またこれまでの賠償交渉で全てこちらから連絡を取らないと交渉が進まない事や誠意の無い対応(営業課長代理の山口氏の無礼な態度


事後対応は遅いくせに、これに対する反応はとても早く1週間も経たないうちに浜松支店長の名前で回答書が送られてきました

内容を要約すると
・事故後の処理は貴殿が加入する『損保日本』と交渉を進めていたが、貴殿が本件に対する過失を認めないと主張された為、直接交渉させて頂く事となった。
・貴殿から電話連絡を頂く事は多々ありましたが交渉が中断していたという事実は無く、対応が中断していたとは認識していない。
・事故現場の確認は事故発生から2週間後に行っている。
・損害賠償金額及び過失割合については当社規定により適正な提示をしている。
・貴殿から訴訟も辞さない考えである旨を書面で受けた事により訴訟での解決も止むを得なしと考えている。またその対応に『引手倉様』が苦慮している。
・クレーム内容にあった担当者の侮辱的な態度は本人に確認したところ事実無根との事である。また当社社員に限ってその様な事を行う筈は無い。
という内容でした。
文書にあるような内容の説明は一切無かったし、初動がボクの契約している保険会社からは考えられない遅さであった事は事実です。
また身内を擁護する回答には、これから一人で交渉を進めていくことに一抹の不安も覚えたのでした

事故発生から半年が経過した年の瀬も迫った時期に無料弁護士相談会でお世話になった弁護士に連絡を取り、裁判を行いたいので弁護を引き受けてもらえるように事務所を訪ねてみました。
そこでこちらの請求内容の資料(事故発生状況・請求金額の内容及び根拠)を提示し裁判に必要な書類についてアドバイスを仰いぎました。
ここで弁護士からまずは【調停】で解決する事を勧められました。
調停は裁判に比べて少額費用で弁護士も必要とせず簡単に行う事が出来ます。
裁判の場合の費用は千差万別ですが、概ね請求金額の2割が弁護士への成功報酬と言われています。
またこれ以外に通常業務で費用が掛かるため、今回の件で裁判に持ち込んでも50万円近くの出費となってしまう恐れがありました。
また裁判費用は請求側が負担する事になります。
これらによって勝訴して請求金額の満額を勝ち取っても手取り金額はかなり少なくなってしまいます。
この為にとりあえずは法廷に委ねることで、こちらの本気度を先方に示し土壇場での譲歩を引き出す作戦です。
調停は成立すれば、その結果は調書に作成され判決書と同様に権利義務が確定し強制執行ができます。
しかし双方の合意に基づく内容ですから概ね強制執行をしなくても目的は達成されます。
注意しなければならないのは調停の席で双方の合意が出来た場合、裁判官が書記官に調書を作らせ出席者全員に読み聞かせ確認させる事になりますが、これによって直ちに確定してしまう事です。
よってその場で入念に内容を確認する事が重要です。
弁護士事務所を後にして、そのまま近くにある浜松簡易裁判所に向かい必要書類を貰い受けてきました。
帰宅後、必要書類(調停申立書・紛争の要点・事故状況説明書)を準備し翌週に簡易裁判所に提出をしました。
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