
不定期連載でブログネタに困った時にお届けするワタクシ、MOTOARCADIAの愛車遍歴(偏愛歴


いつだったかも思い出せない程昔に公開済のVol.7(ホンダVFR800編)はこちら。
2017/12/01
Part.8は『ホンダVTR1000SP-1』編です。

DSC02743 posted by (C)MOTOARCADIA
このホンダVTR1000SP-1は愛車1号機の5代目で愛車としては2号機を含めて通算7台目のバイクとなります。
VTR1000SP-1はスーパーバイクレース(WSBK)用ホモロゲマシンとしてRVF/RC45の後継モデルとして1999年に登場しました。
前身にVTR1000F(ファイヤーストーム)というホンダ初のビックVツインマシンが人気を博していましたが、この当時のWSBKのマシンレギュレーションは4気筒は750cc以下,3気筒は900cc以下,2気筒は1000cc以下と規定されており、気筒数の問題よりも排気量の大小が優劣を決める傾向にあったためにホンダとしても当時、WSBKで無敵を誇ったDUCATI916系に対抗すべく、エンジンやシャーシを全面刷新して同じVTRを名乗るものの全く別のバイクとして新規開発されました。
ワークスチームとして参戦した1999年から2002年の4年間に、コーリン・エドワーズ選手の手により2000年と2002年にタイトルを獲得する事に成功

※ 2002年はVTR1000SP-2により獲得
しかし、プロダクションレースの主流が4気筒1000cc化に向かう中、2気筒1000ccのメリットが次第に薄れてきた事によりホンダのWSBKベースマシンは新開発のCBR1000RRにスイッチされた事で、4年間の活躍という悲運の短命モデルとなってしまいました

さて、上のバイクの写真を見てピーン



そう、このバイクは名古屋市に店を構えるサスペンション専門ショップ【スクーデリア・オクムラ】さんのデモ車両だったバイクです。
もう15年以上も昔のバイクですが、当時のバイク雑誌などでも度々紹介されていましたし、【スクーデリア・オクムラ】さんが参加されたバイクイベントなどでも展示されていたりしたので目にした事がある方もいらっしゃるかと思います

Vol.6で紹介したボク史上、歴代最高のバイクだったホンダRVF/RC45を交通事故で全損にされ、相手とその損害保険会社を相手取り1年もの長きにわたって調停を行った結果、勝ち取った賠償金額で購入した1台です。
公開済のVol.6(ホンダRVF/RC45 Part.2 カスタマイズ編)はこちら。
ボク自身も左ひじ脱臼骨折という重傷を負いバイクも修理不可能なほどの損傷を受けてしまった事で、怪我が回復した後に仕立ててもらったRVF/RC45を壊してしまったお詫びと、事故後の近況報告をしに【スクーデリア・オクムラ】さんに出向いたとある日の事。
当時は【スクーデリア・オクムラ】さんのデモ車の中でも古い部類に入るデモ車は一般のお客さん向けに販売されていたのですが、ホンダCBR954RRという当時最新のデモ車両があったとはいえ、まだまだ新しいVTR1000SP-1はデモ車両として活躍していたので譲ってはくれないだろうと思っていましたが思い切って奥村社長に相談したところ、ボクにならと譲って頂けることになり2004年12月に我が家のガレージに納まる事になりました


当然、、【スクーデリア・オクムラ】さんでサービスを提供している全てのチューニングメニュー(前後サスペンションやチタンコートやアルマイト等)が施され、アールズギア製マフラーやギルズツーリング製ステップキット,奥村社長がHRC在籍中に駆ったNSR250の『味の素 TERRAカラー』を彷彿とさせる【スクーデリア・オクムラ】さんのイメージカラーにオールペイントが施されて注目度


ボクのライディングスキルなんぞは知らなくても(誰も気にも留めてないけど



思いもよらなかった注目度


RVF/RC45の後継モデルという位置付けだった事から乗り味なども似ているのかと思っていましたが、これが大誤算


板切れに跨って高い位置からフラリと倒れ込むような挙動にはなかなか馴染めず、かなり明確な意思入れをして操作しないと曲がってくれません

そしてV4エンジンを乗り継いだ感覚からは、Vツインエンジンのドコドコ感と強大なトルク特性に伴う飛び出し感はラフなアクセルコントロールを許してくれません


VTR1000SP-1以上に気難しいイタリアンバイクを愛車にしている今ならもう少し上手に乗れる気がしますが、当時はRVF/RC45の出来栄えが良かっただけにかなり困惑したものです

後になって知ったのですが、ノーマルのVTR1000SP-1はもっとジャジャ馬で、ノウハウに関わる部分なので詳細は割愛しますが、【スクーデリア・オクムラ】さんの手によりこのバイクは車両姿勢にまで手を入れられ、ノーマルより懐の深いマシンに仕立て直してあったそうです。
当時在籍していたVTR1000SP-1(SP-2)のオーナーズクラブの集まりで色々なVTR-SPが集まった中で、ボクのバイクだけ何かが違うと参加者から指摘されて初めて気付きました

ノーマルのVTR1000SP-1はどれだけジャジャ馬なんじゃい


このVTR1000SP-1でも何度かサーキット走行会に参加しましたが、ツインリンクモテギでまさかのマシントラブルで転倒して傷物にしてしまいました。
ここで問題が発生


出自が【スクーデリア・オクムラ】さんのデモ車両という事で、お店のイメージカラーにオールペイントされていたのですが、この青の塗料が廃版となっていて部分塗装での修理ができない事が判明


やむを得ず当時の最新デモ車両で採用され始めていたメタリックがかったブルーでの塗装の許可をもらい、全塗装し直すことに

そしてこの機会に前後ホイールをゲイルスピードのアルミ鍛造品に交換し、廃車にしたRVF/RC45から取り外して保管してあったブレンボ製のフロントブレーキシステムを移植してボク好みのパーツセレクトとしてMk.Ⅱというべき仕様になったのが下


DSC05652 posted by (C)MOTOARCADIA
一時期、このVTR1000SP-1の他に2号機と現在でも所有しているイタリアンバイクの3台が狭小ガレージに納まる形となりましたが、庶民の分際でビックバイク3台体制は財政的


所有していた当時はかなりスパルタンな印象しか無かったですが、今ならもっと上手に乗りこなせる気がします。
可能なら再びガレージに収めたい1台です

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RC45だけではなく、SP1にも乗られてたんですね!
しかもこんな有名なマシン(^_^;)
SP1も一度は乗ってみたいマシンです(^^)
こんにちは。コメントありがとうございます。
そう、意外と有名なSP-1にも乗っていたんですよ。
この頃はまだV型エンジン以外のバイクに乗ることは考えられず、VTR以外の選択肢はありませんでした。
奥村社長から「これに乗りな‼️」と行ってもらえた事はラッキーでした。