MV AGUSTA トラブル記 (レギュレーター編)

MOTOARCADIA

2014年07月03日 12:00

盆栽号こと、我が愛車1号機のMV AGUSTA F4-RR1078が半年の長期入院生活を経て手元に戻ってきてから、はや2ヶ月。

今回はMV AGUSTAトラブル記 Part.2です。

エンジンが掛からなくなった際に色々とチェックしたところ、交換して半年も経過していない台湾ユアサ製バッテリーが凸凹に変形しているのが確認できました。

バッテリー不具合編はこちら。
2014/07/01


この様な変形は過充電が原因である事が考えられ、レギュレーター~バッテリー間の電気系統に異常がある可能性があります。
FISCOでの走行前に不具合が発生した際にタイラレーシングのストマネさんがテスターで電圧チェックをしたところ、1回だけ15.3V程を示しましたが以降は14.7V前後で安定しています。
MV AGUSTAに限らず多くのオートバイなどはバッテリーへの過充電を防ぐためにレギュレーターにて電圧を調整していますが、概ね14.7V以上にはならない様に設定されているそうです。

ボクのMV AGUSTA F4は写真の赤丸印部分にオルタネーターが取り付けられています。


DSC02857 posted by (C)MOTOARCADIA


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これに抱きかかえられる様に赤枠で囲った部品が疑わしいレギュレーターです。


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不具合が発生する1年以上前からスターターリレーやバッテリー寿命などエンジンが掛からないトラブルは多発していましたが、それ以降に不具合に至ったのか、はたまたそれ以前から潜在的に不具合が発症していたものの他の要因に隠れてしまって発見ができなかったのか…。

いずれにしてもレギュレーターの不具合が疑わしくなりましたが、FISCOでエンジンが掛からなくなった以降は始動不良になる事も無く、バッテリー電圧を調べても15V以上となる事象が再現しません。

2014年早々に2回目の車検を控えていた事と、恒久的に車検整備を簡素化するために、とあるデバイスを装着する事にしていたので2013年11月初旬から浜松市にある【タイラレーシングさん】に預けて、どんな条件下で電圧が15V以上となるのか暫く様子を見ながら詳しく調べてもらう事にしました。

凸凹に変形してしまった台湾ユアサ製バッテリーも継続使用不可能になってしまったので初期状態に戻す意味もあって、高額出費となりますが純正品と同銘柄のGSユアサ製に交換しました。

そして何度かテスト走行を繰り返したところ、バッテリー電圧が15V以上となる事象が再現しエンジン再始動が出来ない状況も再現しました。レギュレーターの不具合がいよいよ疑わしくなったので、部品交換をして修理完了

過去に所有したホンダV4エンジン車でもレギュレーター(レクチファイヤ)に起因するトラブルは散々経験しました。MV AGUSTA F4を手に入れる前はホンダ車しか経験がなかったので他社の動向は知らなかったのですが、レギュレーターの故障は決して珍しくないとの事。

ただ、良否判定の敷居値付近でスイッチングするかの様に良かったり悪かったりする事象は珍しく、ラテン気質なモノづくりを垣間見た気がしました。

手元に戻ってきてからはや2ヶ月。

M・タンブリーニの最高傑作であるMV AGUSTA F4(初代モデル)は今日も元気に走り回っています。

時どきしか乗りませんケド


DSC04166 posted by (C)MOTOARCADIA

※ 文中の技術的な説明は分かりやすくするために簡略化している部分があります。言葉足らずによる専門的な説明不足はご容赦ください。

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