MOTOARCADIAのときドキッ! バイクライフ

モーターサイクル(MOTO)の理想郷(ARCADIA)を目指して名付けた管理人・MOTOARCADIAのなんて事のない日々のバイクライフを 『時々』 お届けする、個人ブログです。

F4のライポジ見直し

愛車1号機の我がMV AGUSTA F4ですが新車購入以来、リヤのトラクション感(あくまでも ”感” なので個人の感想です)が希薄なことに悩まされていますおよよ

この対策としてボクが全幅の信頼を寄せている名古屋市にあるサスペンション専門ショップ【スクーデリア・オクムラ】さんでリヤサスを使い慣れたPENSKE製に交換したりフロントサスペンションをチューニングしたりしてセッティングしてきましたが、まだ納得のできるフィーリングが得られません。
この納得というのはMV AGUSTAを手に入れるまではライダーキャリアの全てがホンダ車一筋だったので、おそらくはホンダ車の様なフィーリング(ボクの中では歴代の愛車の中で最高傑作だと思っているRVF/RC45)を無意識のうちに求めていると言っても良いかもしれません。

またライディングポジション(ライポジ)もやや遠いハンドルにロングタンクというクラシカルスタイルで、今どきのバイクの様に積極的に身体を動かすライディングフォームには適しておらずバイクが大きく感じるのにも馴染めませんしょんぼり

ライポジについてはステップをMV純正パーツのMV CORSE製のマルチポジションタイプに交換して短足なボクでもリーン時にステップから足が離れないように一番高くて遠くなる位置に設定して乗っていました。

この夏までは…にんまり

DSC03067
DSC03067 posted by (C)MOTOARCADIA

昨年秋に富士スピードウェイ(FISCO)で開催されたMV AGUSTA主催のサーキット走行会でゲストとして招かれた国際A級ライダーで今季はBMWモトラッド39チームから全日本選手権にフル参戦中の酒井大作選手とお話しする機会があり、ライポジについてアドバイスを求めたところ、分かりやすい説明をしながらボクに適したライポジについてアドバイスをしてもらえました。

DSC02917
DSC02917 posted by (C)MOTOARCADIA

まずボクはリヤのトラクション不足対策としてリヤに荷重を掛けやすいようにとステップの位置を一番高くて一番後ろの位置にしていたのですが、これがそもそもの間違いだという事ガーン

下の写真の様に乗車姿勢で立ってみて、両脚を後方に引くように重心位置を移動してみると上体は前のめりになります。
ステップの位置を標準位置よりも後方に持っていくという事は、これと同じ様に上体が前のめりとなってフロントに荷重が掛かってしまうので相対的にリヤのトラクションが希薄になるとの事。
極端な例えだと、年配の人なら知っている『マッハ乗り』みたいにシートに腹ばいで乗る乗車姿勢みたいな感じかなウィンクはてな

DSC03116c
DSC03116c posted by (C)MOTOARCADIA

次に下の写真の様に乗車姿勢で立ってみて、両脚を前へ蹴りだすように重心位置を移動してみると尻餅をつくように上体は後ろに倒れてしまいます。
ステップの位置を標準よりも前方に持っていくという事は上体が後ろに倒れてシートにドッシリと座る事になるのでリヤ側に荷重が掛けやすくなるとのとの事。
例えればアメリカンタイプの様にフォワードステップでシートにドッシリと座って走る乗車姿勢みたいな感じかなウィンクはてな

DSC03119c
DSC03119c posted by (C)MOTOARCADIA

酒井選手の解説によると、ステップ位置を後ろ側に設定すると乗車姿勢は前のめりになるのでフロント荷重になってしまいリヤのトラクションは更に掛かりにくくなってしまうとの事。

ボクと同じくらいの身長・体重の酒井選手によるとお勧めのステップ位置は前後方向は一番前側で高さは一番高い場所との事でした。
可能であれば高さ方向はもう少し高くしたいトコロだそうですが、現在のステップでは対応範囲外となってしまうので他のメーカーで適合する製品を探さなければなりません。

走りに拘るライダーの方々からすれば「何を今さら…。そんな事も知らずにステップを変更していたのかはてなえー」と思われる事でしょう。

だって、バックステップという名称の製品なのでステップ位置を後ろ側に設定しなければ『負け』みたいに考えていましたが、それは完全に間違った解釈だったという事わーん

FISCOでの走行会のあと、ボクのF4は長期間入院する羽目になっていたので暫く放置してありましたが、ようやくステップバーの位置を一番前の一番高い位置に変更してみました。

DSC03065
DSC03065 posted by (C)MOTOARCADIA

やや状態が起き上がる事になるので意識して伏せて乗る必要がありますが、バイクが一回り小さく感じるくらいにヒラヒラと操る事が出来るようになりましたナイスあはは
ワインディングにも繰り出して確認してみたところ、一回り小さいバイクの様にコントロールする事ができました音符

そして何よりも驚いたのが、たった18mmステップ位置が前に異動しただけで長年の懸念事項だったリヤのトラクションが感じやすくなったという事びっくりびっくり

ただし酒井選手の指摘通りに、この位置でステップワークを軽快に行うためにはもう少しステップバーの位置を高くしたいと感じました。
レーシングライダーがライポジについて事細かく指示を出してオーダーメイドのポジションを構築するには確かな理由があったという事をこの機会に思い知りました。
酒井選手に指摘されなければずっと間違った認識と状態で乗り続けていたであろうライポジですが、

ステップ位置は前寄りで高く

がこれからのトレンドかなウィンクはてな

DSC03066
DSC03066 posted by (C)MOTOARCADIA

ただし、このライポジ変更で今秋に参加予定しているサーキット走行会に於いてボクの走りが劇的に向上してラップタイムが縮むかは疑問ですが…わーん
いや、疑問どころかへっぽこライダーなボクでは間違いなく向上しませんけどネウィンク音符

史上最も美しいモーターサイクルに例えられる初代MV AGUSTA F4に憧れ新車購入してから5年。ようやくボク好みに仕上がってきましたにっこり

MOTOARCADIAは『にほんブログ村』に参加しています。
いつも当ブログを訪問して下さる方や、今回のブログ内容が気に入った方は是非、下のボタンをポチッと押してランクアップにご協力をお願いします。

にほんブログ村 バイクブログへ
にほんブログ村

またfacebookもやっています。
是非、下の『いいね!』ボタンを押してお友達にシェアをお願いします。

    同じカテゴリー(MV AGUSTA)の記事画像
    SUPERVELOCEにFサススロークセンサーを装着
    SUPERVELOCE 0円カスタマイズ(エアバルブキャップ編)
    ブリスXでガラスコーティング
    2023名古屋モーターサイクルショー観覧記2(海外メーカー編)
    SUPERVELOCE 0円カスタマイズ(チタンボルト編)
    SUPERVELOCEにラジエターコアガード装着
    同じカテゴリー(MV AGUSTA)の記事
     SUPERVELOCEにFサススロークセンサーを装着 (2023-07-25 12:01)
     SUPERVELOCE 0円カスタマイズ(エアバルブキャップ編) (2023-07-05 12:01)
     ブリスXでガラスコーティング (2023-05-14 12:01)
     2023名古屋モーターサイクルショー観覧記2(海外メーカー編) (2023-04-24 12:01)
     SUPERVELOCE 0円カスタマイズ(チタンボルト編) (2022-08-27 12:01)
     SUPERVELOCEにラジエターコアガード装着 (2022-04-16 12:01)
    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

    削除
    F4のライポジ見直し
      コメント(0)