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新車購入から12年目に突入している愛車１号機のMV AGUSTA F4。


DSC01095 posted by (C)MOTOARCADIA

新車時から大小さまざまなトラブルに見舞われ何かと気もお金も遣うバイクですが、2020年の晩秋から2021年の早春にかけて２回もツーリング中に走行不能になるトラブルに見舞われ、レッカー引き上げされたのは当ブログ訪問者の皆さんがご存じの通り

公開済みの2020年晩秋のトラブルの模様はこちら。


公開済みの2021年早春のトラブルの模様はこちら。


おそらくMV AGUSTAのトラブル件数を押し上げているのはボクかも

伊豆下田市内を走行中にいきなりエンストしてしまったのですが、現地で色々と調べた限りでは交換したばかりのスターターリレーは正常に機能しており、どうやら燃料が噴射されていないか火花が飛んでいない事が疑われました。

レッカー移動で車両購入先の【Taira Racing】さんに入庫し原因調査と修理の可否を調べてもらったところ、燃料ポンプのうち、フィルターに繋がる出入口２ヶ所のホースが抜け落ちてタンク内でガソリンが噴水状態になっていた事が判明しました


f4-pomp-01 posted by (C)MOTOARCADIA
※　画像はネットで拾ってきたもので、２ヶ所の矢印が該当部位

燃料ホースはホースバンドで固定されているのですが、新車から12年も経過した事でホースが経年劣化して瘦せてしまい、ホース径が広がってホースバンドの締め付け力が低下したと推測されます。

【Taira Racing】・ストアマネージャーさんの話によるとMV AGUSTAでこれが原因による始動不良は他でも事例があるものの、普通はエンジン始動で燃料ポンプに圧力がかかった時点でホースが抜け落ちてしまうのでエンジンが掛からずに走行できなくなるのですが、ボクの様に走行中にこの事象に見舞われた事例は初めて聞くとのこと。

ボク、よほど運が無いと見える

交換対象部品の国内在庫が無かったことから本国取り寄せとなり予定外の時間がかかってしまいましたが、原因が判明して修理も可能と分かったので乗り換えずに修理する事にしました。

ここで初代F4ならびに２ndモデルのF4を所有するオーナーさんにひとことアドバイス

なかなか不具合を予測・予防整備の一環として部品交換する判断の難しい部位ですが、30000Km／10年を目安に12ヶ月点検や車検時にディーラーで燃料ホースの抜け具合をチェックすることをお勧めします



とりあえず走れるようになったので、ほっと一安心。

まだまだMV AGUSTA F4ネタは続く

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